イマワタシタチニデキルコト

2011年8月15日更新  オークション開始:      8月29日(月)13:01

出品者:

俳優

津川雅彦さん

商 品:

『寝ずの番』
~亡き長門裕之・緒形拳の心のこもった書~




今回の震災で何らかの形で援助をしたいという思いが強い中、自分一人の力では到底不可能な2500億円もの義援金の効果に感動する反面、
ことここに至っては現地に住み込み、痒い所に手が届く援助を見つけなければ自分が満足出来る効果は得られないぞと気が焦っていました。

僕は「旭山動物園物語」を監督して、動物と人間の命の平等を悟っていましたので、
たまたまコートジボワールの政変で国立動物園の動物たちが飼育係も逃げて戻らず、餌もなくバタバタと死んでいるとの朝日の報道に触れ、
百獣の王ライオンが見るも無惨に骨と皮だけになっている写真を見て、
ここにはまだ僕の寄付なんて、ちっぽけな事で貴重な命を救えるライオンが居ると知る事が出来たのも縁だと感じました。


(痩せこけた雌ライオン ララの写真 asahi.comより引用)

一時は東北の方々こそ優先だと躊躇をしていましたが、むしろ諸外国から東北への応援に感謝の意味を込めて、
援助の手が届きにくいコートジボワールの動物園を助けるのも日本人の役割の一つではないかと感じた次第です。

 ※現在、上記コートジボワール アビジャンの国立動物園への寄付金は、
コートジボワール共和国大使館
(〒151-0064 東京都渋谷区上原2丁目19-12 電話:03-5454-1401)
への郵送にて寄付受付しております。

チャリティ先:

コートジボワール アビジャンの国立動物園

僕の生まれて初めての監督作品である「寝ずの番」のタイトルを亡き親友、緒形拳が書いてくれました。

いくつか書いてくれた題字の中から本番に使用した以外のものに、緒形拳の落款を押してもらい額装したものを緒形が絶賛する好演をしてくれた長門裕之に感謝の意を込めて、助演男優賞としてプレゼントしたものですが、この度、兄貴は身罷りました。

僕が監督、兄貴が役者の兄弟共演作の最後となった「旭山動物園物語」は動物と人間の命の平等を描いたものです。その縁ということで、コートジボワールのライオンの命を助ける為に、この貴重な世界に只一点の兄貴の形見分けを役立てたいと思った次第です。

【額縁 素材:木製 カラー:こげ茶 サイズ(15号):縦65㎝×横53㎝×幅4センチ】
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開始日時

2011年8月29日 13:01

終了日時

2011年9月 5日 00:25

プロフィール

1940年1月2日、京都府出身。
5才で阪東妻三郎主演の『狐の呉れた赤ん坊』に映画初出演。
『狂った果実』(56)で津川雅彦として正式デビュー。
『マノン』でブルーリボン助演男優賞を初受賞、『マルサの女』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞するなど、数々の伊丹十三作品で強烈な存在感を示した。
そして、『別れぬ理由』(98)で毎日映画コンクール主演男優賞受賞し、『プライド 運命の瞬間』(98)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど日本映画界を牽引する俳優として活躍。
また映画監督、マキノ雅彦として、映画『寝ずの番』(06)、『次郎長三国志』、『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』がある。近年は、映画『落語娘』(08)『風が強く吹いている』(09)『交渉人 THE MOVIE』(10)などに出演、役者、監督として日本映画界になくてはならない存在である。

津川雅彦『遊び』ぶろぐ:
サンタの隠れ家

応援コメント

このオークションに賛同してくださった方は、ぜひコメントをお願いいたします。
みなさんの気持ちを、出品者へ届けてください。

ニックネーム:有紀
コメント:

ライオンの写真にとてもびっくりしました。
日本だけでなく、世界にも目を向けなければいけないと感じました。
東日本大震災で命の重みを再確認した今、一つでも多くの命を助けたいです。

ニックネーム:kao
コメント:

こんな状態でも檻の中に・・・こんなライオンの写真初めて見ました。
私達は心ある支援を世界に発信していかなくてはいけませんね。
津川さんのお心のこもった支援、応援します!!

ニックネーム:隼
コメント:

津川さんの言葉一つひとつが心に刺さっています。
ありがとうございます
命の重さは尊さは変わらない
今、生きていることに
お金はものではなく
心の時代
ありがとうございます
できることさせて頂きます

ニックネーム:お気持ちありがとうございます。
コメント:

津川さん、この度はとっても大事なそして貴重なものをチャリティーオークションという形で出品していただき、本当にありがとうございます。
私も常々東北の方々のために、そして日本のために何か出来ないものかと思いながらも、しかし義援金ぐらいしか出来ないでおり非常に心苦しい現状なのですが、
日本を思う気持ちだけは大事にして身近なことから少しづつ小さいことでも積み重ねていこうと思っております。
また先日は浜松での貴重な講演をありがとうございました。素晴らしく心に残るお話を頂戴でき、日本人の心を大切にしていきたいと心に誓った次第です。
これからのさらなるご活躍をお祈りしましてお礼の言葉に代えさせていただきます。

ニックネーム:MORO
コメント:

津川さんがおっしゃってた、「人も動物も、命の重さは一緒」に、心打たれました。小さい力ですが、ご協力させてください。

ニックネーム:おとちゃん
コメント:

東松島の花火では大変お世話になりありがとうございました。感動しました。PC画面の前で涙しました。
今回の津川さんの「一時は東北の方々こそ優先だと躊躇をしていましたが、むしろ諸外国から東北への応援に感謝の意味を込めて、援助の手が届きにくいコートジボワールの動物園を助けるのも日本人の役割の一つではないかと感じた次第です。」このお気持ちに大変共感いたしました。
大切な大切なこの題字が、コートジボワールのライオンの命を助ける為に、心ある方のもとへ届きますように。

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